マリアン・キースのAnybody Out There☆
2011年 07月 12日
Marian Keyes(マリアン・キース)のAnybody Out Thereです。ハンブルクの大手書店Thariaの英語本コーナーで表紙の色合いに心引かれて手に取りました。
それ以来、英語の本の装丁のかわいさにはまってしまってしまいました。ドイツの本の装丁は写真を多用した大人な感じなのですが、英語の本はこういったおしゃれでかわいいイラスト使いが多いのがツボです。
ヨーロッパ内で関税が掛からないからか、手に取る英語本はいつもイギリスのものがほとんどです。やはりドイツの書店でわざわざ輸入して販売されているのは、本国で売れているベストセラーばかりなので、はずれは無いのが嬉しいですね♪
日本のアマゾンでももちろん買えます。レビューは賛否両論みたいですが・・・(リンクを貼っておきますね。→こちら)
著者はアイルランド人ということで、物語はダブリンから始まります。
主人公のAnnaは事故で大怪我を負い実家に帰って来ているけれど、早くニューヨークに戻りたいと願っています。
長めの本なのですが、続きが気になってさくさく読み進められました。(読みやすい英語です。多読はシドニー・シェルダンで始めましたが、あんまり変わらないレベルだと思います。)
途中でAnnaは最愛の人を亡くしたんだなと気づきます。なので、物語のテーマはずばりAnnaの「心の再生」です。涙なくして読めない箇所もありますが、ユーモアもちりばめられ、エンディングも素晴らしく、読後感はすっきりかつ、心が温まります。
「今は悲しくても、いつか心は晴れる」そんな希望に溢れた本です。読書は心の栄養ですね♪
(Annaは4姉妹で、他の3姉妹がそれぞれ主人公となっているシリーズの中の一冊なので、少し姉妹のサイドストーリーが多い感はあります。他のシリーズを読んでなかったのですが、それでも物語に入り込めたのでそんなに問題ではないと思います。)
英語の多読もでき、表紙もかわいく、最後は心も温まり、と一石三鳥の本です☆
にほんブログ村
by sutekidoitsu | 2011-07-12 10:06 | 本